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  • 執筆者の写真mitei

続・よくある「時間停止」は、どのような条件の下で成り立っているのか?


こんにちは。miteiです。



先日、時間停止についての記事を書きました。


この記事では、


・自分が触れているものは動く

・しかし、生命は動かすことができない

・原子くらいのごく小さなものは時間停止しない


という3つの条件を提示しました。


しかし今日、また新たに疑問が生じてしまいました。


「重力などの"力"はどうなっているのだろうか?」


(物理学は苦手なので重力がどうのとか垂直抗力がどうのとかは正直よく分からないのですが、)時間が止まっているならば地球の自転や公転も止まっているはずで、そんな中で「動ける人間」が通常時と変わりなく力を発生させられるなら、世界はどのような状態なのでしょうか?



まず、「時間停止」がどのような状態であるのかということを考えます。

時間停止によって落下途中のリンゴは空中に停止します。

このリンゴには「下に落ちる力」が働いていますが、それに対して「上に持ち上げる力」がなければ落下を止めることはできません。




そこで、停止に必要なこの「下に落ちる力に対する上に持ち上げる力」のように、時間停止の際には物体を停止させるための未知の力が働いているのではないか、と考えました。

これを仮に「時間停止力」とします。

時間停止中の世界には「時間が止まった時に働いていた力+時間停止力」が働いていると言えます。



「動ける人間」にはこの時間停止力が働かないわけです。

時間停止力が働かないことで、「動ける人間」が発生させる力も通常時に比べて制御されるということがなく、体がうまく動かない、などの症状も出ません。


自分自身に働く力は制御されない、ならば自分自身以外に働く力はどうなるのか?

先日の記事では自分が触れているものは動く、としました。

加えて、「触れているものに触れているものも動く」としなければなりません。時間停止中にコップに入った水を飲むには、『自分に触れているコップは動く→コップに触れている水も動く』という状態にしなければいけないからです。

ですがこれでは『自分に触れている靴は動く→靴に触れている地面も動く→地面に触れている(生命以外の)色々なものが動く』となってしまい、時間停止が不完全なものになってしまいます。


そこで、「自分が触れているものは動く」を「自分が発生させた力は停止せず、かつ他の物体にも影響を及ぼす」と置き換えてみます。

これで触れているものを伝って色々なものが動いてしまうこともなく、「触れても生命は止まったまま」「原子などのごく小さなものは時間停止しない」という例外を作る条件も必要なくなりました。

投げられたボールも「触れているものは動く」だと手から離れた瞬間に止まりますが、「自分が発生させた力は停止しない」であれば摩擦で止まるまで転がり続けます(おそらく…。自分の力とボールの力の境界が分からない)。


ただ、魔法少女まどか☆マギカのほむらちゃんが攻撃の際に時間を停止して銃を撃ち、敵に撃ちこまれる寸前で弾丸を止めるシーンがありますが、あれはこの条件では説明できませんでした。そもそもほむらちゃんは「時間停止」ではなく「時間操作」なので前提が違うかも。

ほむらちゃんは停止中も生命含め触れているものの時間を動かすことができますね。

(結局作品によって時間停止時の設定が違うんですよね…)



先日の記事で出た条件が全て覆ってしまいましたが、また矛盾点や発見が見つかるかもしれないのでその時は記事にしようと思います。


それでは。


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